インデックスとは何か?
インデックスとは、検索エンジンが収集したWEBページのデータを整理し、検索エンジンのデータベースに登録することを指します。つまり、サイトのインデックス状況は、検索エンジンがそのサイトを認識しているかどうかを示すものです。
多くのウェブサイトオーナーは、「自分のサイトがインデックスされているのか?」という疑問を抱えています。では、具体的にどのようにインデックスの確認を行えばよいのでしょうか?
インデックスの確認方法
インデックスの確認には、主に2つの方法があります。それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
1. Google Search Consoleを利用する
Google Search Consoleは、ウェブサイトのパフォーマンスを監視するための重要なツールです。インデックスの確認もその一環として行うことができます。
URL検査
URL検査は、個別のページがインデックスされているかどうかを確認する方法です。以下の手順で行います。
- Google Search Consoleにログインします。
- 「URL検査」をクリックします。
- 確認したいページのURLを入力します。
URL検査の結果、ページが正常に登録されていれば、「URLはGoogleに登録されています」と表示されます。
カバレッジ
カバレッジは、サイト全体のインデックス状況を確認する方法です。以下の手順で行います。
- Google Search Consoleにログインします。
- 「カバレッジ」をクリックします。
カバレッジの結果、サイト全体のインデックス状況が表示されます。インデックスされていないページがある場合は、その理由も表示されるため、問題の解決に役立ちます。
2. Google検索窓を利用する
もう一つの方法は、Googleの検索窓を利用してインデックスの確認を行う方法です。以下の手順で行います。
- Googleの検索窓にサイトのURLを入力します。
- 検索結果にサイトが表示されるか確認します。
サイトが表示される場合、それはインデックスされている証拠です。しかし、表示されない場合でも必ずしもインデックスされていないわけではありません。その場合は、他の方法を試してみる必要があります。
3. siteタグを利用する
Google検索でサイトURLを入力し「site:」と検索することでインデックスされているか確認できます。
検索窓に括弧内を打ち込む。「site:https://wordpress-wiki.com/」
インデックスの確認すべき理由
なぜインデックスの確認が重要なのでしょうか?以下にその理由をご紹介します。
サイトの問題や課題が確認できる
インデックスの確認を通じて、サイトに潜在的な問題や課題があるかどうかを把握することができます。例えば、以下のような状況が考えられます。
- 「Disallow」を付けたままのページ:クローラーにアクセスを制限しているため、インデックスされない。
- 「noindexタグ」を付けたままのページ:特定のページをインデックスから除外している。
- リンクの構成が不適切:クローラーが正しくリンクをたどれないため、インデックスされない。
これらの問題が発見されれば、対策を講じることができます。
インデックス数の状況が把握できる
インデックス数は、サイトの成長や改善の指標となります。正常にインデックスされているページ数が増えていれば、サイトのパフォーマンスが向上している証拠です。
一方で、インデックス数が減少している場合は、何らかの問題が発生している可能性があります。例えば、サイトの品質が低下している、不適切なページがインデックスされている、などです。
インデックス数の状況を定期的にチェックすることで、サイトの健全性を確保し、改善点を把握することができます。
インデックスされない原因と対処法
インデックスされない場合、その原因を特定し、適切な対処法を講じる必要があります。以下に一般的な原因と対処法をご紹介します。
1. まだ、クローラーが対象サイトに巡回しに来ていない
クローラーは、定期的にインデックスの更新を行っていますが、すべてのサイトを同時に巡回するわけではありません。そのため、新しいサイトやページは最初にクローラーに認識されるまでに時間がかかることがあります。
解決策としては、サイトマップを提出したり、他の方法でクローラーに対象ページを通知することが挙げられます。
2. リンクの構成が不適切
クローラーは、リンクをたどって新しいページを発見します。したがって、正しくリンクが設定されていないと、クローラーがページを見つけることができません。
リンクの構成を見直し、適切にリンクを張っているか確認しましょう。
3. Googleのガイドラインに違反している
Googleは、ウェブマスター向けにガイドラインを提供しています。これに違反するコンテンツは、インデックスされない可能性があります。
ガイドラインを確認し、適切なコンテンツを作成するように心掛けましょう。
4. noindexに設定している
特定のページをインデックスから除外するために、noindexタグを使用することがあります。しかし、誤って全体もしくは一部のページにnoindexタグを設定してしまうことがあります。
確認し、必要なページにのみnoindexタグを設定するようにしましょう。
インデックス促進法を3つ押さえよう
インデックスが遅れている場合、以下の方法を試してみることをおすすめします。
1. インデックス登録リクエスト
GoogleサーチコンソールのURL検査機能を利用し、クローラーに対象ページを再度巡回してもらうようリクエストします。
2. サイトマップの送信
サイトマップを作成し、Googleサーチコンソールに提出します。これにより、サイト全体のインデックスがスムーズに進行する可能性があります。
3. フィードバックの送信
Googleサーチコンソールのヘルプセンターやフォーラムを通じて、インデックスの問題を報告することができます。Googleのスタッフが対応してくれる可能性があります。
まとめ
インデックスの確認は、サイトの健全性を確保するために重要な作業です。Google Search Consoleや検索窓を利用して、サイトのインデックス状況を確認しましょう。
インデックスされない場合は、原因を特定し、適切な対処法を講じることが必要です。また、インデックス数の状況を定期的にチェックし、サイトの改善点を把握しましょう。
インデックスの確認に関する情報は、常に最新のものであることが重要です。適宜、Googleのガイドラインや最新のSEO情報を確認し、適切な対策を行いましょう。